3月30日(土)[乳母]

赤ちゃんってかわいいな。
本当は3人は欲しいなって思っていたけれど、諸事情と体力の問題で
今のところあきらめモードなんだけれど。
だから、近所で赤ちゃんが生まれると抱っこさせてもらうのだ。
不思議と私が抱っこするとスヤスヤと眠ってくれるもんだから、乳母の役をおおせつかった。
「少しは楽にしときぃ」などと言いながら抱っこさせてもらうんだけれど、
おっぱいあげたり、オムツをかえたり、お風呂にいれるのも重労働なのをこなすのは
やっぱりお母さんだから、5.6ヶ月の頃になると
今度は赤ちゃんの方がそうそう抱っこさせてくれなくなる(笑)エライもんだ。
今日、なぜか腕が痛くてしばらく考えた。
昨日、一昨日と抱っこを長い時間したからだった。
生まれた時から抱っこしてた時は、こんなに腕が痛くならなかったのに!エライもんだ。
もうしばらくは乳母役を楽しめそうかな。




3月27日(水)[人形劇場]

真由佳のお友達のお母さんが、こども劇場の役員をされていて
『3びきの子ぶた』の人形劇が来るんだけれど見ないかと誘ってくれて
会場が幼稚園ということもあって、見せてもらうことにした。
NPOの主催で、「人形劇団ちんどん」さんの作品だった。
大きなカバンをさげて出てきたお姉さん、お兄さん(?)の動きに
子供たちの目はくぎ付け。
カバンからでてきたのは、子ぶたの3兄弟。
オオカミに逃げた子ぶたの行方を嬉々として教える子供たちに
正直だと言いながら、血も涙もないと親たちを笑わせる。
何度となく練習したり、どうしたら子供を惹きつけられるか考えたりと
劇団の人たちの汗を見ると、裏方のことを想像しながら
こんな活動をしている人たちがいることに少し感動した。
楽しかったなぁ、オオカミが面白かったよな、ぶたの動きがおかしかったんよ。
帰ってきてからも、思い出しては感想を言う。
きみたちも3びきの子ぶたの兄弟のように仲良くね。




3月26日(火)[もうひとつの卒業式]

やっと卒業できました。
皆さんのご好意で、もう一度みんな制服で集まってくれました。
卒業式に出られなかった3人の卒業証書の授与式のあと、
唄を歌ってくれました。みんな覚えているのでびっくりしました。
卒業式のあと、園長先生と園のことをいろいろしてくれていた先生に
お礼の花束を贈呈しました。
2人の先生には初めてのことだったようでとても感激してくれました。
卒業写真を見ると、やっぱり出たかったなとも思ったけれど
今日の特別な卒業式をしてくれたみんなの気持ちが嬉しくて、
きっと、子供以上に忘れられない卒業式となりました。
みんな、ありがとうね!




3月19日(火)[河合隼雄氏]

彼の本を2冊続けて読んでいる。
「『日本人』という病」と「日本人の心」。
心理療法家である河合氏の「日本人」のこだわりには、
やっぱり私も日本人なんだと思い知らされる。
父よりも先輩の方に、とても共鳴するのはなんだか変な感じだけれど、
こんな時代に生きているからこそ、大切な部分だと思う。
例えば、まだ解決に至っていない、まだまだ不安要素が深いテロ事件。
アメリカ人はキリスト教の信者が多いのに、なぜ報復したのか。
○ン・ラディンの方にも神がついている(らしい)。
神戸・淡路大震災の時は、外国の人が感心したという。
暴動が起きなかった。配給を列をつくって待っている。
親族や近しい人を亡くしたのに、物静かだ。
政府の対応が遅いのにもかかわらず・・だ。
無宗教だという人が多い日本で・・・。
感心した、と同時に不思議だという。
長い日本の歴史のなかで受け継がれてきた「日本人」は
「日本人」という宗教性があるようだ。
「いただきます」「ごちそうさま」と手をあわせる心、
ものを大切にする心(「ご飯粒を残すとバチがあたるよ」って言われたり・・・)
“自分探し”の真っ只中にいる私としては、まだまだ河合氏の著書を読み漁りたいという気分。




3月5日(火)[お雛様]

毎年一週間飾っただけで、さっさと片付けてしまうお雛様。
地元では4月3日がひな祭りなので、1ヶ月飾っておこうと2日に出した。
ほんとうは出しそびれたのだけれど・・・。
小さいケースの中にお内裏様とお雛様と三人官女、五人囃子、随身、衛士みんな揃っている。
これは私の初節句に祖母が買ってくれたもので、今は娘のために飾っている。
よく見ると、髪はぱらぱらして冠はいまにもズレ落ちそう。
お雛様の冠の飾りは申し訳程度に残っているぐらい。
桜と橘は色あせて大分貧疎な感じ。
でもケースに飾ると、不思議と古い感じがしない。
お嫁に来るまで私の成長を見守ってくれて、幸い結婚もできた。
母が「アンタをおんぶしてこのお雛様を買いに行ったんよ」とポツリと言った。
二十歳の頃から2・3年、理由あって親戚に預かってもらっていて
飾れなかったけれど、そんなことも全部このお雛様は知っているんだな。
ただただ微笑むだけで・・・。
娘が生まれた時、お寺に供養してもらって新しいのを買おうかとも思ったけれど、
「灯りをつけましょ、ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花〜」って
娘がお雛様の前で歌っていると、みんな喜んでるみたいで
あらためて二代にわたってどうぞヨロシクって思う。

♪「おだいりさ〜まとおひなさま ふたりならんでスガシカオ〜」byまゆか